献体・臓器提供の意思表示と家族への伝え方|登録方法・違いを解説

この記事を書いた人:ひととき映像(宮城県)のスタッフ

「自分の死後、体を医学の発展や誰かの命のために役立ててほしい」と考える方もいます。この記事では、献体・臓器提供・組織提供の違い、意思表示(登録)の方法、そして家族への伝え方についてわかりやすく解説します。

献体・臓器提供・組織提供の違い

種類内容提供先
献体遺体そのものを医学・歯学の教育・研究のために提供大学の医学部・歯学部
臓器提供心臓・腎臓・肝臓などの臓器を移植のために提供移植を必要とする患者
組織提供皮膚・骨・血管などの組織を提供治療を必要とする患者
ポイント:献体と臓器提供は同時に行うことはできません。献体は基本的に病気などのない状態の遺体全体を提供するものであり、臓器提供が行われた遺体は献体の対象にならないのが原則です。

献体の意思表示方法

献体を希望する場合は、お住まいの地域の献体篤志家団体(白菊会など)や大学の医学部・歯学部に申し込み、登録を行います。生前に本人が申し込みを行い、家族の同意も必要になるのが一般的です。献体が実際に行われるのは、大学が遺体を必要とする時期と重なった場合であり、必ず希望通りに実施されるとは限りません。

臓器提供の意思表示方法

提供したい場合だけでなく、提供したくない場合もその意思を示すことができます。意思表示がない場合、実際の判断は家族に委ねられることになります。

家族への伝達が重要な理由

注意:献体・臓器提供は、本人が意思表示をしていても、実際の場面では家族の同意が必要になることが多くあります。家族が本人の意思を知らないままだと、いざというときに戸惑ったり、希望通りに進まなかったりすることがあります。

特に臓器提供は判断までの時間が限られているため、家族が迷わず対応できるよう、事前に意思を伝えておくことが何よりも大切です。

伝えるときのポイント

一度伝えたら終わりではなく、気持ちが変わった場合はその都度伝え直すことも大切です。家族の理解と納得を得ながら、意思を共有しておきましょう。

よくある質問

献体と臓器提供の違いは何ですか?

献体は、死後に遺体を医学・歯学の教育や研究のために大学へ提供することです。臓器提供は、死後に心臓や腎臓などの臓器を必要とする患者に提供することです。目的も提供先も異なり、どちらか一方、または両方を選ぶことができます。

献体の意思表示はどうすればいいですか?

献体を希望する場合は、住んでいる地域の献体篤志家団体(白菊会など)や大学の医学部・歯学部に申し込み、登録します。生前に本人が申し込み、家族の同意も必要になるのが一般的です。

臓器提供の意思表示はどうすればいいですか?

運転免許証や健康保険証の意思表示欄に記入する方法、日本臓器移植ネットワークのインターネットサイトや意思表示カードで登録する方法などがあります。提供したくない場合もその意思を示すことができます。

なぜ家族への事前の伝達が重要なのですか?

献体・臓器提供は、本人が意思表示をしていても、実際には家族の同意が必要になる場面が多くあります。家族が本人の意思を知らないと、いざというときに戸惑ったり、希望通りに進まなかったりすることがあるため、事前に伝えておくことが大切です。

家族にはどのように伝えればいいですか?

エンディングノートに記載する、意思表示カードを保険証などと一緒に保管する、家族が集まる機会に直接話すなど、複数の方法を組み合わせて伝えておくと確実です。人生会議(ACP)の場で話し合うのもよい機会になります。

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