数珠の選び方・マナー完全ガイド|素材・宗派別の違いと葬儀での使い方
葬儀に参列する際、数珠を持っていないと慌てた経験はありませんか?数珠には宗派ごとの種類や正しい持ち方があり、知らずに使うと失礼になることも。この記事では数珠の基本から宗派別の選び方、マナーまでをわかりやすく解説します。
数珠とは?基本を知ろう
数珠(じゅず)は仏教において念仏を唱える回数を数えるために使われた道具が起源です。現在は葬儀・法事・お墓参りなどで持参するのが一般的なマナーとなっています。数珠を持つことで「故人への敬意を示す」「自分の身を守る」という意味合いがあるとされています。
数珠には大きく分けて「本式数珠(正式数珠)」と「略式数珠(片手数珠)」の2種類があります。本式数珠は宗派ごとに形が定められており、略式数珠は宗派を問わず使える汎用タイプです。
本式数珠と略式数珠の違い
本式数珠(正式数珠)
宗派ごとに定められた形式の数珠です。玉の数・形・房の色などが宗派によって異なります。自分の宗派に合ったものを選ぶ必要があり、他宗派の葬儀では使用しないのがマナーです。
略式数珠(片手数珠)
宗派を問わず使える汎用タイプです。玉の数は18玉や22玉が一般的で、どの宗派の法要にも参列できます。自分の宗派がはっきりしない方や、他宗派の葬儀に参列する際はこちらを使うのが無難です。
宗派別・本式数珠の特徴
| 宗派 | 特徴 |
|---|---|
| 浄土宗 | 二輪数珠。二重にして両手にかけて使う |
| 浄土真宗(本願寺派) | 門徒数珠とも呼ばれる。房が蓮如結び |
| 真言宗 | 振分数珠。長く、二重にして使う |
| 曹洞宗・臨済宗 | 禅宗系。108玉が基本 |
| 日蓮宗 | 独特の形。房が長く独自の持ち方がある |
| 天台宗 | 平玉を使うことが多い |
数珠の素材と選び方
水晶
透明感があり、宗派を問わず使いやすい定番素材です。男女ともに人気があり、価格帯も幅広いため初めての方にもおすすめです。
黒檀・紫檀(木製)
落ち着いた色合いで男性に人気の素材です。重厚感があり、フォーマルな場に適しています。
瑪瑙(めのう)・珊瑚
女性に人気の素材です。瑪瑙は赤・縞模様が美しく、珊瑚は深い赤色が上品です。
翡翠・琥珀
高級素材として知られます。贈り物として選ばれることも多く、長く使える一品です。
数珠の正しい持ち方・かけ方
葬儀・焼香の際の持ち方
略式数珠の場合、輪を二重にして左手の親指と人差し指の間にかけて持ちます。焼香の際は両手を合わせ、数珠を両手の中指にかけて手のひらに垂らします。
合掌の際の持ち方
両手を合わせた状態で、数珠を両手の親指と人差し指の間に通すように持ちます。房は手前(自分側)に垂らすのが一般的です。
数珠を持っていない場合はどうする?
急な葬儀で数珠を持参できなかった場合でも、焼香の際に数珠なしで参列しても失礼にはあたりません。合掌・礼拝の作法をきちんと行うことの方が大切です。故人への気持ちを最優先に考えましょう。
よくある質問
数珠は借りてもいい?
数珠は本来、個人のものとされているため他人に貸し借りするのはあまり好ましくないとされています。急な場合は仕方ありませんが、できれば自分のものを用意しましょう。
数珠の玉が切れたらどうする?
「厄を持っていってくれた」という縁起の良い出来事とする考え方もあります。仏具店で修理してもらうか、新しいものを用意しましょう。
子供に数珠は必要?
子供は数珠なしでも問題ありません。成長したタイミングで一つ用意してあげると良いでしょう。
